生樹の御門(いききのごもん)とは
生樹の御門は「いききのごもん」とよみます。樹齢3000年と言われるクスノキです。
生樹の御門があるのは、しまなみ海道のパワースポットとして知られている、大山祗神社から、歩いて7~8分の場所。
大山祗神社の境内には、大山祇神社の御神木である「乎知命御手植の楠」というクスノキをはじめ、巨大なクスノキが数多くあり、「クスノキ群落」を形成しています。
ですが、この生樹の御門は、この大山祗神社のクスノキの群落とははずれたとことに、一本だけ生えていて、周囲は畑や果樹園になっています。
この生樹の御門の幹には、シダやランなどが着生していて、1本の木だけなのに、まるで森であるかのような感覚を感じます。
大きさ的には、大山祗神社の境内にある「乎知命御手植の楠」と同程度ということですが、四方に太い枝を伸ばした「生樹の御門」は、今にも動き出しそうなパワーを感じます。
奥の院への生きた樹木の門だから「生樹の御門」
「生樹の御門」は、木の根元が大きく洞になっていて、通行することができます。
石段が設置されていて、幅約2m、高さ2mくらいで、身長175cm 体重80キロの私でも、問題なく通ることができました。
石段の脇には、まるで手すりのような根があります。
おそらく長年のあいだに、様々な人が手すりがわりにつたって、奥の院へお参りに行ったのでしょう。
表面がすべすべになった根は、まるで彫刻として、磨き上げられたかのようで、とても自然のものとは思えません。
この「生樹の御門」をくぐった先が「奥の院」となっていて、小さな阿弥陀堂と仏足石があります。
生樹の御門へ案内した方々の評判
この生樹の御門、殆どあまり知られていません。
私の両親はずっと愛媛県の松山市内に住んでいますが、この「生樹の御門」の話をし、写真を見せても
「そんなクスノキなんて知らん」
と一言でした。
ずっと愛媛県に70年以上住んでいる両親が知らないんですから、きっとしまなみ海道へ来る人の殆どは、知らないで通り過ぎてしまうのだろうと思います。
なので、わたしは大山祗神社の中で、写真スポットを求めてウロウロしている風な方を見かけると、声を掛けさせて頂いて、この生樹の御門へ案内させて頂いています。
時々案内させて頂いていいます。
そのようにしてご案内した方の、この「生樹の御門」をご覧になった方の感想を紹介しておこうと思います。
広島県から来ていた女性二人組さん
本当にすごいですね。こんなところがあるの知りませんでした。もっと宣伝すればいいのに。
福岡から来ていた若いカップルさん
へ~、こんなところがあるっちゃんね。すごかねぇ。案内してくれたありがとうございます。知らんでとおり過ぎてたら、あとで後悔するかもしれんかったぁ。
愛媛県内から来ていた女性二人組さん
へ~、愛媛に住んでいるけど、こんなの知らんかったわね。すごいねぇ。なんどもっと宣伝せんのやろ。案内してありがとう。SNSで発信しとくね。
案内した方々、皆さん大変喜んでくださいました。
喜んでいただけると、しまなみ大好きのサイト管理人2ka-tsukaとしては、とってもうれしいのです。
生樹の御門へのアクセス
生樹の御門へのアクセスは、大山祗神社の境内に、あまり目立たない形で案内板があります。
北門から出るとわかりやすいと思います。地図を調べていっても、路地がいろいろと入り組んでいるので、わからないと思います。
神社の巫女さんなどに聞くと教えてくれますが、なんか大山祗神社の巫女さんって、愛想ないんですよね。私がきいた人が、たまたまかなぁ?
北門に案内があります。
よくみないとわかりません。
曲がり角では案内があります。
狭い通路を歩いていきます。
こんなところにも案内板。
最後の曲がり角です。
大山祗神社の北門から
約7~8分くらいで到着です。
【生樹の御門】地元住民にもあまり知られていない、しまなみ海道随一のパワースポットまとめ
生樹の御門のについて紹介しました。
大山祗神社は不思議な神社です。敢えて、あまり多くのことを発信しないと見受けられるところがあります。
なんといっても、大山祗神社には公式のHPさえないんです。
折角しまなみ海道へ来たなら、サイト管理人2ka-tsukaとしては、いろいろと体験して帰って欲しいので、大山祗神社の思惑などはあまり気にしないで、いろいろと発信しています。
お役に立ちますと幸いです。