船折瀬戸とは
船折瀬戸は、急流があちこちで見られる「しまなみ海道」の中でも、屈指の潮の流れを体感できる場所なんだよ。
船折瀬戸展望台っていうのがあって、そこから激流に逆らいながら、大きな船が進んでいく様子を見ることができる。おもわず「がんばれ」っていいたくなるくらい、潮流が激しい「瀬戸」なんだよ。
この潮流なんだけど、一番潮流の激しいときは、「ご~~~」って潮流の音を体験できる。
潮の流れが激しいところでは、「ザ~~~」って音は聞くことがあるけど、この「船折瀬戸」では「ご~~~」って音なんだよ。島と島との間が狭くて、切り立っているから、そんな音に聞こえるのかなって、勝手にサイト管理人2ka-tsukaは想像しているんだよ。
船折瀬戸の最大の潮の流れは8ノット
このとっても潮流の激しい「船折瀬戸」。最大の潮流は、時速8ノットって発表されている。
8ノットで時速15キロメートルくらい。時速15キロメートルって速さがなかなか想像できないけど、ママチャリなどで一生懸命自転車を漕いで走ったら、そのくらいの時速じゃないかな。
その速さで海が流れているというのは、かなりな速度だよね。
ちなみに日本の三大潮流は、鳴門海峡(10.5ノット)、来島海峡(10.3ノット)、関門海峡(9.4ノット)なんだって。
日本三大潮流が、すべて瀬戸内海にあるのは、瀬戸内海は干満差が大きく、また、狭い水道や瀬戸などが多く地形が複雑なため、流れの速い潮流が生まれる構造になっているのです。
瀬戸内海の主な潮流の速さは(海上保安庁のデータ)、最速の鳴門海峡が10.5ノット(時速19.4km)、来島海峡が10.3ノット(時速19.1km)、関門海峡が9.4ノット(時速17.4km)
船折瀬戸はこれに次いでの第四位ってことになるんだけど、(記事内では大畠瀬戸6.9ノット)、上位3っつは、海岸からは遠くて、なかなか間近で見ることができないので、ちょっと「遠い存在」って感じ。
来島海峡大橋だって、橋の上から眺めて「あ~、今日も流れているなぁ」っていうくらい。
それに比べると、この船折瀬戸はすごい。
間近で、渦を巻きながら、「ご~~~」って音が反響しながら、流れて行くんだからね。これは、是非体感して欲しいって思うよ。
2019GW中「船折れ瀬戸」で、もっとも激しい潮流の時間
この潮流なんだけど、もっとも激しい潮の流れを体感できる時間帯っていうのがあるよ。
潮の流れがもっとも速くなるのは、干潮の時刻と満潮の時刻を中心に、大潮は前後2時間、中潮は前後1時間半、小潮は前後1時間までが最適なんだって。
引用:渦の道(鳴門の渦潮)
この潮見表は、鳴門海峡における潮流の満潮(北流)、干潮(南流)の最速時刻を示してあります。観潮には、この時刻を中心に、大潮は前後2時間、中潮は前後1時間半、小潮は前後1時間までが最適です。
しかも、2019のGW後半は、「大潮」にあたるから、潮の流れもすごいと思う。この付近での干満時刻は以下の表のとおりだよ。
日付 | 満潮 | 満潮 | 干潮 | 干潮 |
---|---|---|---|---|
5月3日 | 9:47 | 22:16 | 3:10 | 15:12 |
5月4日 | 10:17 | 22:53 | 3:43 | 15:48 |
5月5日 | 10:48 | 23:30 | 4:15 | 16:16 |
5月6日 | 11:19 | (翌)0:09 | 4:15 | 16:46 |
時間帯的にも行きやすい時間帯ではないのかなぁ。
今治側から出発するにしても10時前後にこのあたりを通過することが多いだろうし、尾道側から来た場合でも、今治に夕方に到着を想定した場合の、ちょうどいいくらいの時刻だと思うよ。
是非、行ってみてね。
船折れ瀬戸を間近で体感するためのアクセス
この船折瀬戸なんだけど、展望台から眺めるのも圧巻なんだけど、この風景を見ていたら、きっと近づいてみたくなると思う。
今までは、階段を使って、下まで降りることができたんだけど、去年の西日本豪雨の関係で、この階段は通行止めになっているだ。でも、大丈夫。
「旅館せと」っていう旅館の前が通路になっていて、そこから入っていけるんだって。「どこでもドア」の設置主さんから教えてもらった情報だよ。
「旅館せと」へ行く道から、海岸沿いの道は通れるって教えてくれたよ。「旅館せとへ行く道」というのが、以下の地図を参考にしてね。