E-BIKEアクションを体験。E-BIKEを初体験してみて感じたメリットとデメリット

しまなみ海道のレンタサイクルで、E-BIKE(電動アシスト付きスポーツタイプ自転車)アクションが開始されたというのを聞いた。

 

E-BIKEアクションについて体験してきたので報告したいと思います。

 

E-BIKEアクションとは、2019年7月から開始された、E-BIKEレンタルの新しい実証実験です。スポーツタイプのレンタサイクル事業について、公共のレンタサイクルターミナルと民間のレンタサイクルショップ「ジャイアントストア」が参加しています。「実証実験」ということで、アクション期間の一年間は、E-BIKEをお値打ちの価格でレンタルすることができます。

 

E-BIKEのレンタルの様子

 

E-BIKEアクションは、「電動アシスト付きスポーツタイプ自転車の普及」を目的に、しまなみ海道でレンタサイクル事業を行っている、公共のレンタサイクルターミナルと、民間のジャイアントストアで行っている「実証実験」。

 

 

一年間の実証実験を行ったあと、その後の展開について検討するということになっているらしい。

 

なので、この実証実験の間の1年間は「割安」でE-BIKEをレンタルできるということ。

 

E-BIKEアクションのレンタル代金などの詳細は、前記事を見てね→しまなみ海道で開始されたE-BIKEアクションについて問い合わせしてみた。

 

今回は、今治側のレンタサイクルターミナル「サンライズ糸山」でレンタルをして、スタートすることにした。

 

夏休みということもあり、朝8時の受付開始時刻には、すでに数名の行列。

 

とはいいながらも、E-BIKE(電動アシスト付きスポーツタイプ自転車)アクションについて、まだ周知されていないのか、皆さん通常のレンタサイクルの申し込みをしていた。

 

レンタルできるE-BIKEの種類がこちらの写真↑↑↑

 

レンタルできる時間は6時間

このE-BIKEであるが、自転車を借りられる時間が6時間と決まっているとのこと。(公共のレンタサイクルの場合。ジャイアントは制限時間無。)

 

そこで「6時間縛り」について聞いてみた。

 

サイト管理人2ka-tsuka2ka-tsuka
6時間ということですけど、6時間をすぎたらどうなりますか?
そしたら受付の担当者さん、

 

画像の説明受付の担当者さん
6時間で返却頂くことを前提でお借り頂いています。その前提が無ければ、お借り頂けません。

と、こちらの「ちょっとくらい遅れてもいいよねぇ」的な発言を「そんな奴には貸さんけんね」とピシャリと、釘を刺されてしまった。

 

ということで、「これは6時間でしっかり返さないと叱られるな」という意識付けをされて、表のレンタサイクルの場所へ。

 

E-BIKEのレンタル台数は20台ほど

 

E-BIKEのレンタル台数は20台ほど。

 

係員の人に、「すぐ出払ってしまう感じ?」って聞いてみると「まだ、あまり知られてないから、今のところは余裕があるねぇ。でもだんだん増えて来てるよ」とのこと。

 

実際に、サイト管理人2ka-tsukaが6時間走って帰って来たときも、8台ほどまだ残っていた↓↓↓

 

6時間後戻ったときも8台ほど残っていた。

 

このE-BIKEアクション。まだ始まったばかりということで、係員さんたちもなんとなく「これどうするんだっけ」って感じ。

 

書類を渡すと係員さん皆さんでお話し合い。

 

ともあれ、無事バッテリーも取り付けて頂き、取り扱いの説明を受けて出発。

 

8時半にスタート。

 

来島海峡大橋に快適にアクセス

 

サンライズ糸山を出発して、走り慣れた来島海峡大橋へのアクセス道路を、すごく快調に登っていく。

 

速度計を見ると時速20kmくらいで楽に出る。

 

「お~すげ~、ムッチャ楽やん。」と思いながら、来島海峡大橋に到着。

 

 

この日は曇りで湿度も高く、非常に蒸し暑い。

 

来島海峡からエレベータで行けるという馬島を見下ろしながら、「あの島もいつか行かなきゃ」と思いながら、ついついいつもタイミングが合わず、この日も結局眺めただけ。

 

橋の上で、「どのくらいスピードが出るか試してみよ」っと思い、思い切り踏み込んでみた。

 

E-BIKE、スピードが出ない

サイト管理人2ka-tsukaは、貧脚である。それでも踏み込めば通常のロードバイクであれば、時速40km以上は楽に出る。

 

ところが、今回のE-BIKE。踏み込んでも全然スピードが出ない。

 

メーターも時速25kmから28kmほどである。

 

 

しかも、重い。

 

重いから、思い切り立ちコギ状態で踏み込んでみるのだけど、全然スピードが上がらないのである。

 

とはいながらも、普通にギアを軽くして踏み込むだけでも時速20km以上は軽く出る。

 

どうやら、低速は軽く出せるけど、高速はあまりスピードが出せないようになっているらしい。

 

 

重くて持ち上がられないE-BIKE

 

このE-BIKE、走っているときは感じないけど、停めたときは「重!!」っと感じる。

 

普段ロードバイクで軽々と取り廻しをしているものにとっては、この重量が意外に煩わしく感じた。

 

普段であれば、堤防の上に乗っけて写真を撮りたいような場所でも、そうはいかない。

 

一人で持ち上げるのはちょっと無理なくらいの重量はある。

 

このあたりのストレス感が意外に高い。

 

亀老山へのヒルクライムは普段の1.5倍くらい早さで

 

 

しまなみ海道でもっとも有名な展望スポット「亀老山(きろうざん)」

 

この亀老山(きろうざん)へのヒルクライムは、サイト管理人2ka-tsukaは、普段だいたロードバイクで25分くらい掛かる。

 

これが、E-BIKEでは16分くらいで登ってしまった。

 

約1.5倍の速さである。

 

とはいいながらも、すごい楽かっていわれると、確かに楽ではあるけれで、ものすごく楽なわけではない。

 

それなりに漕いでいる感はある。

 

ひとコギすると、少ない力で沢山進むことができるけれども、それでもやっぱり漕がなければ進まない。

 

展望台につくと、「亀老山(きろうざん)名物藻塩アイス」は食べたくなるくらいには、やっぱり汗だくにはなるのである。

 

 

それと、重いので展望台まで自転車を持っていくのは、余程の力がある人でないと無理だと思う。

 

こんな写真は、撮れないと思っておいたほうがいいと思うよ↓↓↓。

 

 

前回断念した「亀老山」から「カレイ山」チャレンジへ

カレイ山は、大島の中で亀老山(きろうざん)と並ぶ絶景スポットの山。

 

また、カレイ山は大島産の高級石材「大島石」の採石場所などもあり、他のしまなみ海道の眺めとは、ひと味違った風景を楽しむことができる。

カレイ山は大島石の採石場がある山

 

今回E-BIKEで試してみたいと思っていたのが、前回チャレンジして途中で断念した「亀老山」と「カレイ山」のダブルヒルクライム。

 

亀老山単独、カレイ山単独のヒルクライム経験はあるのだけど、前回「両方登ってみよ」と思ってチャレンジしてみて、実は玉砕された経験がある。

 

今回、E-BIKEなら行けるのだろうかと思って、チャレンジしてみたというわけ。

 

結果、E-BIKEの力を借りても、まあまあきつかったけど登れたって感じです。

 

展望公園のゲート。まだここから10分くらいは掛かる。

 

大島・生口島橋
2014年本屋大賞「村上海賊の娘」の舞台「能島」

 

頂上の遠見茶屋からは張り出したテラスから能島や大島生口島橋を望める。

 

本当はゆっくりしたいのに、6時間縛りに追われて、早々に引き上げなければならない(´;ω;`)ウッ…

 

サクラの名所、伯方島の「開山(ひらきやま)公園」へ

今回、E-BIKEの力がどのくらいのものか確かめようと、サクラの名所、伯方島の「開山公園」へも登る計画を立てていた。

 

亀老山、カレイ山、開山のトリプルヒルクライムである。

 

愛媛在住の人の間では「開山のサクラを見て死ね」との言葉もあるくらい、サクラの名所である。

 

 

サクラの時期の開山公園

 

普段から「坂大好きだぜぇ~。」といっている人にとってでも、このトリプルヒルクライムは、かなりハードだろうと思うコースである。

 

ましてや、「坂大嫌い」のサイト管理人2ka-tsukaである。

 

今回、E-BIKEを借りてトリプルヒルクライムに挑戦してみようと思ったのは、「うまく使えば、サクラの時期に3つの展望台から、しまなみのサクラの綺麗な風景が、撮れるのはすばらしいじゃん」って思ったから。

 

というのも、開山公園も標高はそれほどない割には、勾配がキツイ。

 

今年の春は、岩城島のサクラの名所「積善山」に上ったあと、この「開山公園」にも上ろうとして、途中で足をついてしまった経験がある。(←どんだけ貧脚なん)

 

私は積善山のほうがおすすめ。

 

で、今回の開山である。

 

これが驚くことに、かなり軽く登ってしまったわけなんです。

 

裏側の登り口付近にある「転落」サイン。

 

冬には大三島橋の真ん中に夕日が沈む。

 

開山への途中から写真を撮影する余裕もある。

 

 

10分ほどで山頂に到着。

 

宮窪峠を10分弱で越える

しまなみ海道の中で、「宮窪峠は嫌い。」「長く続くダラダラ坂がいや」という方は多く居る。

 

サイト管理人2ka-tsuka(つか・つか)も、御多分のもれず、宮窪峠は嫌い。

 

計ったことはないけど、宮窪の交差点から15分くらいは掛かるんじゃないだろうか。

 

それが、今回のE-BIKEでは、なんと10分弱で越えてしまった。

 

 

 

しかも、軽々とである。

 

これには、正直驚いた。

 

亀老山やカレイ山のヒルクライムでは、ロードバイクよりも楽に登れたといいながらも、それなりに体力は使った。

 

E-BIKEの力を借りながらも、やっぱり「ハアハア、ゼーゼー」といいながら登るのである。

 

ところが、宮窪峠のような勾配がそれほど急ではないけれでも、距離の長い坂では、「口笛を吹きながら」登れるくらい、楽に登れてしまうのである。

 

どうやら、このような「激坂ではないけれども、長く続くダラダラ坂」でこそ、E-BIKEの本領発揮という場面なのかもしれない。

 

(違ってたらごめんなさい。かなり主観で書いています。)

 

ということで、E-BIKEアクションを体験してみてまとめてみた。

 

E-BIKEアクションの体験談まとめ

E-BIKEアクションのメリット

 

  • しまなみ海道のメインのルートの中で、もっともキツイと言われる「宮窪峠」も、楽に超えられる。
  • 橋へのアプローチ道路は、スイスイ上ることができる。
  • 普段乗り慣れていない人でも、しまなみ随一の展望スポット「亀老山」へも、頑張れば上ることができる。

 

ということで、「しまなみ海道走ってみたいけど、きついって話も聞くからどうしようかな」って思っている人には、是非E-BIKE(電動アシスト付きスポーツタイプ自転車)アクションの期間中に、しまなみ海道を体験してみて欲しい。

 

きっと、しまなみ海道の魅力に取りつかれて、「次は普通のバイクで挑戦してみようかな」っという、きっかけになると思う。

 

E-BIKEアクションのデメリット

 

  • 6時間縛りはなんとかして欲しい。
  • スピード感は、通常のロードバイクと比較すると、かなり劣るので、坂を下りながら海に飛び込んでいくような爽快感は感じられない。
  • 重いので、展望台などへ持っていって写真を撮影することなどは難しい。

 

E-BIKEアクションでは、条例で6時間までしか借りることができない。(公共の場合。民間のジャイアントは一泊二日でも借りられる)。

 

この6時間縛りは、せっかく「しまなみ海道をゆっくり散策したい」と思っている人には、致命的な欠陥だと思う。

 

時間に追われるポタリングくらい、つまらないものはない。

 

あと、普段ロードバイクに乗っているものにとっては、取り回しの「重さ」が煩わしい。

 

ということで、結論。

 

E-BIKEアクション、普段ロードバイクに乗っているものからすると、多少デメリットもあるけれど、しまなみデビューをしたいけど、ちょっと尻込みをしている人にとっては、メリットがいっぱいの、おすすめの実証実験期間だと思います。

 

是非、アクション期間を利用して、しまなみデビューして欲しいって、サイト管理人2ka-tsuka(つか・つか)は思うのです。

 

以上、E-BIKEアクションについての体験談でした。

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