写真引用:NHKニュース
しまなみ海道に、画鋲がばら撒かれた
以下、NHKニュースから引用
サイクリストに人気の愛媛県今治市の「しまなみ海道サイクリングロード」で、18日、多数の画鋲がばらまかれているのが見つかりました。これまでのところけが人の情報はないものの、30台以上の自転車がパンクしていて、県が詳しい状況を調べています。
レンタサイクルターミナルのサンライズ糸山へ「画鋲でパンクした」と通報
ニュースによれば、しまなみ海道でサイクリングをしている人から、「画鋲でパンクした」という情報が、今治市内のレンタサイクルタ施設に相次いで寄せられたということ。
愛媛県によると31台がパンクしたとの発表
サンライズ糸山へ連絡が入ったのは18台がパンクしたとの連絡。
他の10台あまりは、他のレンタサイクルターミナルへ連絡が入ったということなのかな。それともレンタサイクル以外のマイ自転車も、パンクしたという連絡があったのだろうか。
以下ライブドアニュースから引用
今治市の来島海峡大橋―大三島橋間(約30キロ)の計5か所で画鋲がばらまかれていた。針が上を向いた状態で地面に固定するためか、画鋲の頭の部分には、いずれも液状の粘着剤のようなものが付着していた。
しまなみ海道のサイクリングロードとは
しまなみ海道のサイクリングロードとは、アメリカのCNNトラベルでも「世界ですばらしい7大サイクリングロード」としても紹介された、世界でも類を見ない、海の上を走ることができるサイクリングロードである。
Japan’s Shimanami Kaido might be an expressway, but it was d…
橋を渡る世界でもほかでは見られないサイクリングロードと、「瀬戸内」の絶景を楽しむことができるサイクリングロードを体験しようと、世界から注目を集めているサイクリングロードである。
先日のニュースでは、日本の「ナショナルサイクルルート」の候補地として、最終選考に残っており、認定を待つ状態になっている。
「ナショナルサイクルルート」に選定された「しまなみ海道」。「ナショナルサイクルルート」の選定条件を検証してみた。(前編)
しまなみ海道の画鋲が撒かれた場所
ニュースによれば、画鋲が撒かれたのは「今治市の来島海峡大橋―大三島橋間(約30キロ)の計5か所」とある。
しまなみ海道は、広島の尾道から愛媛の今治を結ぶ、全長約75kmのサイクリングコース。
生口島と大三島の間の「多々羅大橋」という橋の真ん中あたりに、「広島県」と「愛媛県」の県境がある。
ニュースによれば、今回のこの「画鋲ばら撒き」は、愛媛県側でばら撒かれたということで、広島県側にはばら撒かれたというニュースは見られない。
2019年9月22日追記:広島県側でも画鋲が撒かれ、画びょう40個 自転車のパンク3台を確認されたとのこと。
NHKニュースWEBによれば
連絡を受けた県の今治土木事務所が19日までに確認したところ、「サイクリングロード」と一般道とを連結する道路の5か所に、多数の画鋲がまかれていたということです。
画鋲が撒かれたのは一般道路と連結する道路の5か所
しまなみ海道は、瀬戸内海の渡る橋の上を走るサイクリングロードであるが、橋と橋のあいだは、それぞれの島へ降りなければならない。
「ずっと橋を渡れるのかと思っていた」という誤解も多いが、
島の一般道路を走る―橋へ上る―橋を渡る―橋を降りる―島の一般道路を走る
というルートになるため、注意が必要である。
この橋から降りるサイクリングロードと一般道路の接続する部分で、画鋲が撒かれたということである。
画鋲が撒かれた5か所
報道によれば、画鋲が撒かれたのは、愛媛県側の5か所ということである。
愛媛県側にある橋は、「来島海峡大橋」「伯方・大島大橋」「大三島橋」の6つの橋が架かっている。
もっとも今治側の来島海峡大橋の橋の接道部は、道幅も広くある程度の交通量もあるため、この部分を除くとすれば、残りのそれぞれの橋の接道部の数を数えれば、ちょうど5か所となる。
これらの接道部5か所に、画鋲がばら撒かれたということか。
「ナショナルサイクルルート」として認定を受けようかという大切な時期にホントやめてほしい
しまなみ海道のサイクリングロードは、先日「「ナショナルサイクルルート」として、他の「ビワイチ(琵琶湖を一周するサイクリングコース)」と「霞ケ浦りんりんロード」とともに、最終選考に残った。
これから、「ナショナルサイクルルート」として認定を受けようという大切な時期である。
「ナショナルサイクルルート」として認定されれば、日本発の『日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート』として、今よりもより広く世界に発信されることになる。
「ナショナルサイクルルート」に選定された「しまなみ海道」。「ナショナルサイクルルート」の選定条件を検証してみた。(前編)
地域の再活性化にもつながる、本当に大切な「ナショナルサイクルルート」の認定を受けようとしている時期である。
そのような大切な時期に、こんな水を差すような真似は、ほんとやめて欲しいと思う。
「ナショナルサイクルルート」としての対応が求められるか
「ナショナルサイクルルート」の選考基準のひとつに「自転車のトラブルに対応できる環境を備えていること」という選定項目がある。
しまなみ海道の中には、「サイクルオアシス」という、地域住民の方でボランティアで協力している、パンク修理の工具や空気入れの貸し出しをしてくれるシステムや、「サイクルレスキュー」という、トラブルに対応できる環境が整っている。
また、レンタサイクルターミナルで借りたレンタサイクルであれば、レンタサイクルターミナルへ連絡をすると、代替ののレンタサイクルを、トラブルか所にまで届けてくれる。
是非、これから「自転車のトラブルに対応できる環境を備えている」という対応を発揮して、このトラブルを乗り越え、「ナショナルサイクルルート」として相応しい環境であることを、内外にアピールして頂けると、「災い転じて福となす」といったことにもつながると思う。