大久野島のような小さな島は、フェリーを利用するしか、アクセスの方法はありません。
しかも、大久野島は、島内の道路も細いため、島内で車を乗り入れることができるのは、大久野島港の周りだけですし、駐車スペースも殆どありません。
ページの後半で、フェリーを利用するときの注意事項も紹介していますので、お役立てくださいね。
大久野島っていったいどのあたり?
大久野島は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。
瀬戸内海の島というと「しまなみ海道でつながっているんじゃないの」と思う人がいるかもしれませんが、いえいえ、しまなみ海道でつながっているのは、大きな6つの島を7つの橋が繋いでいるだけで、大久野島のようなちいさな島へは、フェリーでアクセスするしか、方法はありません。
大久野島へは「しまなみ海道」の大三島からのアクセスです。
大三島の「盛港」、広島側からは「忠海(ただのうみ)からフェリーでアクセスです。
しかも大久野島は、戦時中に「毒ガスを作るために地図からも消された」というくらいに小さな島ですので、島内の道路も小さく、車が乗り入れることができないのです。
広島方面からの大久野島へのアクセス
広島方面からの大久野島へのアクセスは、JR呉線の「忠海駅」から徒歩5分のところにある、「忠海港」から、フェリーまたは客船のアクセスになります。
googlemapより拝借
広島の尾道から、「しまなみ海道をサイクリングしながら行くよ」という場合は、、しまなみ海道を多々羅大橋を降りて約15分のところにある【盛港】からのアクセスになります。
自転車の場合は、多々羅大橋から15分くらいの【盛港】からのアクセスになります。
愛媛側からの大久野島へのアクセス
愛媛・今治方面からの大久野島へのアクセスは、大三島の【盛港】からのアクセスになります。
車の場合であれば、しまなみ海道を走って、大三島ICで高速道路を降り、インター出口を左折し、「盛港」まで約10分です。
しまなみ海道を自転車で行く場合は、大三島橋を降りて、サイクリストの聖地「多々羅しまなみオアシス」を横目に見ながら通りすぎて、約30分から40分くらいです。
大三島橋を降りてから30分から40分くらいです。
大久野島へのフェリー料金と運行時間について
忠海港からも盛港からも、大久野島へのフェリー料金は、同じです。
大人の往復料金が片道で310円ですが、自転車をフェリーに積み込む場合は別途自転車の輸送費が片道120円が必要になります。
”” | 大人 | 子供 | 未就学児 | 自転車 |
忠海港~大久野島 | 310円 | 160円 | 大人1名につき 未就学児1名無料 |
120円 |
盛港~大久野島 | 310円 | 160円 | 120円 |
往復割引はありません。
フェリー置き場の駐車場は、忠海港も盛港も無料で利用できます。
大三島(盛港)⇒大久野島⇒忠海港の時刻表
大三島 (盛港) |
大久野島 | 忠海港 |
7;00 | 寄港なし | 7:25 |
8:00 | 寄港なし | 8:20 |
– | 8:10 | 8:25 |
– | 9:10 | 9:25 |
9:05 | 9:20 | 9:35 |
10:15 | 10:30 | 10:45 |
– | 10:50 | 11:05 |
11:25 | 11:40 | 11:55 |
– | 11:55 | 12:10 |
– | 12:45 | 13:00 |
13:35 | 13:50 | 14:05 |
– | 14:25 | 14:40 |
14:40 | 14:55 | 15:10 |
– | 15:35 | 15:50 |
15:50 | 16:05 | 16:20 |
– | 16:30 | 16:45 |
☆17:00 | ☆17:15 | ☆17:30 |
– | 18:15 | 18:30 |
18:40 | 寄港なし | 19:05 |
– | 19:15 | 19:30 |
忠海港⇒大久野島⇒盛港の時刻表
忠海港⇒大三島(盛港) | ||
忠海港 | 大久野島 | 大三島 (盛港) |
7:30 | 寄港なし | 7:55 |
7:40 | 7:55 | – |
8:30 | 8:45 | 9:00 |
8:40 | 8:55 | – |
9:40 | 9:55 | 10:10 |
10:25 | 10:40 | – |
10:50 | 11:05 | 11:20 |
11:30 | 11:45 | – |
12:00 | 12:15 | 12:30 |
12:20 | 12:35 | – |
13:45 | 14:00 | – |
14:05 | 14:20 | 14:35 |
15:00 | 15:15 | – |
15:15 | 15:30 | 15:45 |
16:00 | 16:15 | – |
16:25 | 16:40 | 16:55 |
17:35 | 寄港なし | 18:00 |
17:50 | 18:05 | – |
18:40 | 18:55 | – |
19:10 | 寄港なし | 19:30 |
赤文字:平日は運行しないそうです。
☆赤文字:盛発17:00便は、2月~10月の間のみ大久野島へ寄港し、11月~1月の間は寄港しないそうです。
※時刻表は2018年8月現在の時刻表ですので、詳しくは大三島フェリーの公式サイトで確認をお願いします。
大久野島へのアクセスに関する注意点
大久野島へのアクセスに関して、私が実体験した注意点を紹介しておきたいと思います。
大久野島への車の乗り入れは禁止?!
大久野島へは車の乗り入れは禁止とされていますが、大久野島の国民宿舎のHPでは、「禁止」とは書かれていないですね。
休暇村「大久野島」公式サイトより引用
大久野島にお車を渡されるためには、大三島フェリーをご利用いただく必要がございます。大久野島は島内の車両の通行が出来ませんのでお持ちいただいたお車は第二桟橋にある駐車スペースに停めていただきます。フェリーは事前のご予約は必要ございません。
https://www.qkamura.or.jp/ohkuno/faq/
この公式サイトの文章を文章通り読めば、「車は持っていけるけど、島内は車は走れないから、フェリーで降りたところに停めてね」ということになっています。
確かに島内は、国民宿舎へ行くバス以外は、作業用の車が走っているだけです。
島内の道路は、国民宿舎へ行く道路だけで島の外周道路は、車は走れません。
外周道路はすごく狭いです。しかも急坂なので、車は走ることはできません。
外周道路は車は走れません。急坂なので自転車を押して上る人が多いです。
ですので、車を持って行ってもフェリー乗り場の駐車スペースへ駐車して、徒歩やレンタサイクル、シャトルバスでの移動ということになります。
キャンプ用品などを大量にお持ちの方は別として、特に車が必要でない方は、車は盛港あるいは忠海港のフェリー乗り場へ、おいておくほうがよいと思います。
忠海港も盛港も、港の駐車場は無料で利用できます。
サイクリストの人は、自転車は持ち込んで大丈夫です。ただし、島の外周も4キロほどなので、「サイクリング」を楽しむというほどのものではありません。
車は殆ど乗船していません。
大久野島のキャンプ場へは車の乗り入れができる。
休暇村「大久野島」公式サイトより引用
キャンプ場利用されるお客様は、キャンプ利用者用の駐車場がございます。係員にご相談ください。※大久野島はフェリーの寄港地になります。そのため繁忙期はフェリーの利用状況により乗船できないこともございます。
https://www.qkamura.or.jp/ohkuno/faq/
大久野島はかつて化学兵器を生産していたということで、「どんな暗いイメージのところなんだろー」と思っていたのですが、
実は大久野島には国民宿舎などもあり、明るい芝生のキャンプ場などもあり、もちろん海はきれいだし、ウサギとは触れ合えるし、ちょっとしたリゾート感覚を楽しめるところです。
大久野島はプチリゾート気分を楽しめる島です。
海もキレイです。
大久野島には綺麗な芝生の、キャンプ場もあります。
このキャンプサイトの利用者は、車の持ち込みはできるみたいですので、フェリー乗り場で係員の方へ、確認したほうがいいですね。
大久野島から帰るとき、フェリーの運航時間に注意
大久野島のフェリーの利用で、私が失敗したことについて、最後に、紹介しておこうと思います。
それは大久野島から帰りの、大三島へ渡るフェリーの運航時間に関する失敗です。
ひととおり大久野島を楽しんだ私は、大三島へ帰ろうと、大久野島のフェリー乗り場へ移動しました。
フェリーの時刻表をだいたい確認していた私は、ざーっと見て、「大体1時間間隔では運行しているなぁ」と思っていたのです。
ところが、これが大間違い。
昼の時間だけは、運行間隔が2時間も空いていたのです。
私は、大久野島の外周もサイクリングを楽しもうと思っていったのですが、外周道路は狭いし、4kmほどなのですぐに一周してしまったし、ウサギとも一時間も触れ合えば飽きてしまったし
ウサギとも一時間も触れ合えば、飽きてしまいました。
朝いちばんで大久野島へ着いていたわたしは、昼にはすることがなくなってしまったわけなのです。
ですので、「大三島へ戻って、おいしい魚のランチでも食べよう」と思ったのです。
しまなみ海道の真ん中にある大三島。大三島はサイクリストの聖地であるとともに、しまなみ海道の随一のパワースポットです。このページでは、大三島のパワースポット「大山祗神社」と、大山祗神社周辺のおすすめスポットについて紹介したいと思います。 &[…]
ところが、港へ行ってみると、船は出航したばかりで、つぎの船は二時間待たなければ来ないとのこと。
これには参りました。思わず、係員のおいちゃんに詰め寄りました。
大久野島って、食事をするところは国民宿舎の中にしかないし、しかも家族連れで満員で行列ができているし、お店といっても、港にある小さな売店しかないし全く時間をつぶすところがないわけです。
仕方がないから、木陰で二時間昼寝をして、ぼーっと過ごすことになったのでした。
大久野島から大三島へフェリーで帰ろうという人は、しっかりとフェリーの時間は確認したほうがいいですよ。
そうしないと、私のようにすることもなく、ボーっと2時間過ごすことになってしまいますからね。